『姫宮の住宅』モダンリビング掲載

今発売中のモダンリビング205号に、『姫宮の住宅』が掲載されています。表紙にもなっているRC造の平屋建ての住宅です。この住宅は新建築住宅特集(2011年5月号)にも掲載していただきましたが、竣工より二年近く経ち、今回また違った雰囲気での紹介となっております。クライアントが素敵に住みこなしてくれているおかげだと思います。是非御覧くださいませ。

解像された土木/野営地のような住居

新建築住宅特集2012年11月号に寄稿しました。「解像された土木/野営地のような住居」というタイトルのエッセイです。塚田眞樹子氏の『TUNNEL HOUSE』について書いたものです。是非ご一読ください。

Friedrich Wilhelm Nietzsche

「わたしたちは友人だった。それから疎遠になった。しかし、それは当然のことなのだ。わたしたちはそのことを、はずかしがって隠したり、ごまかしたりしないだろう。わたしたち二人は、それぞれに別の航路と目的地をもった二艘の船なのだ。いつの日かわたしたちの航路がまじわり、昔そうしたように、二人して祝祭を催すこともあるだろう。–あのころ、二艘のけなげな船は、同じ港で同じ陽をあびて、肩を並べて静かに横たわっていた。まるでもう目的地に着いたかのように、目的地がひとつであったかのように見えた。しかし、やがて抗しがたい使命のよびかけにうながされて、わたしたちは再び異なる海へ、異なる海域へ、異なる太陽のもとへと、遠く離れることになったのだ。–あるいはもう二度とまみえることがないかもしれぬ。もう一度まみえることがあっても、お互いがわからないかもしれない。異なる海と太陽が、わたしたちをすっかり変えてしまっていることだろう。」……

ロラン・バルト「恋愛のディスクール・断章」より

姫宮の住宅 「新建築住宅特集2011年5月号」掲載

新建築住宅特集5月号 に、先日竣工した「姫宮の住宅」が掲載されています。

「姫宮の住宅」は、田園風景の中に建つ平屋建て住宅です。外見は只の箱のように見えるかもしれません。周囲に広がる大らかな風景に、強い「かたち」や「デザイン」は似合わないような気がしたのです。

四隅を壁で固めた長方形の各辺には、大きな開口部があります。内部は構造体が露わになった、あっけらかんとした空間が広がっていて、各面に開いた大きな開口部から、広い庭の緑だけが見えます。3.36メートルある天井には、大きな屋根を支える梁が張り巡らされており、そこに開けられたトップライトから落ちる光が、この空間にリズムを与えてくれます。

一見するとワンルームの大きな箱ですが、都心では望めない豊かな外部環境を取り込む開口と、張り巡らされた巨大な梁によって、単純でありながら、得も言われぬ豊かさを持った空間が生まれることを望みました。

みなさま是非御覧ください。

新建築 住宅特集 2011年 05月号 [雑誌]

Japanese Houses 2000-2010

弦巻の住宅」が、新建築創刊85周年記念「住宅10年」(新建築2010年12月臨時増刊号)に掲載されています。新建築/新建築住宅特集に2000年から2010年までの10年間に掲載された1800あまりの住宅から400あまりの住宅が選ばれています。そのため扱いは小さいのですが、まあ光栄なことです。住宅のプランがこれだけ一同に集められると壮観ですね。

以下「新建築.net」より転載

<環境の世紀に向き合い、さまざまな社会背景のもと多様な建築のかたちを牽引してきた現在の日本の住宅。
21世紀最初の10年に生まれた住宅から398作品を収録。建築家を中心にこの状況に対峙するつくり手たち239人が検証した857に及ぶ検証コメントにより、日本の住宅の現在を特集します。
本誌読者のための連動WEBサイトでは10年に月刊誌で掲載された約1,800作品の住宅が検索可能。本誌と共に皆様それぞれの視線から次なる建築の可能性を導く一大特集号です。>