コンクリート打設

月曜日は朝から「姫宮の住宅」のコンクリート打設工事でした。

平屋の建物なのですが天井高が高いため、コンクリートの打設量は140m3超となり、住宅規模ではあまりないことなのですが、ポンプ車(写真右)を二台設置して万全を期しました。

40mmと30mmのバイブレーターを打設ポイントに配置し、追っかけの30mmをさらに一台。これが二組なので計6台のバイブレーターを使用する物々しい工事となりました。こちらは打設指示と木槌による叩きもこなしたため、終盤はへとへとでした。途中太陽も強く照りつけ、久々に見事な土方焼けにも相成りました。脱型は待ち遠しいのですが、同時にまた非常にドキドキもします。まあ最善は尽くしたので後は天命を待つだけですね。コンクリートが上手く打てていることを祈るばかりです。帰りに所員と上野で慰労会をした後、調子に乗って事務所でも飲み続けたため、朝起きたら当然のように事務所の床の上に転がっていました・・・。

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配筋検査

今日は姫宮の住宅の配筋検査でした。

基礎のコンクリート打設が終わり、今回は壁と梁の配筋チェックです。

構造設計の長谷川大輔さんにも来ていただき、幾つかの検討事項を現場監督等と共に協議し、その後配筋検査へ。

上の写真はD22異形鉄筋のガス圧接抜き取り検査資料です。といっても建築関係者以外の方は???でしょうが(笑)

ガス圧接とは鉄を単に溶かすだけではなく、さらに高温で熱することで再結晶化させて繋いでいく方法で、特殊な治具で圧力を加えながらアセチレン炎によって鉄筋を一体化させていくものなのですが、圧接が上手く出来ているかどうかを知るために、抜き取りで破壊検査をするわけです。

鉄筋コンクリートで建築をつくると、こうした検査がいろいろあって大変ですが、まあこういうことに立ち会うのが結構自分は好きなんだと思います。

型枠とコンクリートはネガポジの関係になるので、当然型枠はすべてネガのかたちで組んでいくことになるのですが、サッシュまわりの型枠はいまだに頭がこんがらがります。

空間そのものをすっきりと見せるためにはどうしても型枠にしわ寄せが来るので、スッとした何もしていないように見える建築ほど、型枠工事は思いの外難しいのです。

開口部まわりだけで30枚超の指示書のチェックバックをしていざ本番。

型枠脱型はPK戦を待つオシムの気分ですね・・・。

この住宅は平屋建てなのですが、近くで見るとまずその大きさにびっくりします。阿蘇山の火口で見た巨大なトーチカのような迫力が出そうで楽しみです。

もちろん開口部は大きく開いているのですが、緑の多い庭の中でも最も緑の濃い部分に向けて窓が開いているのため、外からはあまり開口部が見えません。

内部から見た開口部の写真も載せておきます。

自宅の庭に生えている樹木しか見えない開口部というのは、都心では考えられない贅沢ですね。

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コンクリート打設

本日は「姫宮の住宅」の基礎コンクリート打設工事でした。型枠検査とコンクリート打設が泥縄的な進行になってしまったので、今後は綿密な打設計画にしたいと思います。

現場から40分掛けてプラントに行き、今回初めて使う添加剤の投入を見届けた後、また40分掛けて現場に戻ってきてからスランプチェックをして、最終型枠チェックをしている間に後続のミキサー車がどんどん着いてしまって打設が始まるというドタバタ。

壁、梁、天井の型枠はこの建築の勝負が懸かっているところなので、全力でことにあたりたいと思います。

その後急遽東京に戻り、銀座東武ホテルにて日本銅センター賞の授賞式がありました。

かつて藤森照信さんも同賞を受賞したとのこと。さもありなんですね。

今回はBRASS CLINICが、医療建築では初めて黄銅を全面的に使用し、銅および銅合金の抗菌性をデザインと両立させて世に広めたということを評価していただきました。まことにありがとうございます。賞のために建築をやっているわけでは全然ないのですが、こういうのは励みになりますね。

しかし打設現場でぎりぎりまでねばっていたため、セメントが飛び散った格好で授賞式に出るという顰蹙ものの蛮行に。

係の人が哀れんでくれて、ユニクロで麻のシャツを買ってきてくれました。ジャケットとパンツも買ってきてくれたら100点だったんですけど。

いえ冗談です。本当にご迷惑をおかけしました。スピーチもまず非礼を詫びる謝罪からという情けなさでした・・・。

ちなみにユニクロのシャツですが、これがなかなかいいシャツなので、今度いろいろとチェックしてみようと思っています。

配筋検査

原稿書きの苦しみが終わり、やっと通常業務に戻っています。今回はいろいろな意味で難しかったのですが、まあ何とか、這々の体で書き上げました。ブログで駄文を書き散らすのと違い、やはり神経を使いますね。そのうちこちらにも告知しますのでよろしくお願いします。

さて、「姫宮の住宅」が順調に進んでいます。地盤改良工事を終え、昨日は基礎の配筋検査でした。いつも構造設計をお願いしている長谷川大輔さんとともにダブルチェックです。

私が昔青木事務所で担当させてもらった「B」という住宅があるのですが、その構造設計をしていただいた金箱構造設計事務所側の担当者が長谷川さんでした。当時は建築の考え方についてよく喧嘩したのですが、それから13年間ぐらい一緒に仕事をさせていただいているので、今ではまさにツーカーの仲になっています。

今回の住宅は田園風景に建つRCの平屋建てです。大空間があるため、基礎の配筋がかなり立派なものになっています。平屋建ては1000m2を超す東京理科大学のコミュニケーション棟という大きな建物の経験はあるのですが、住宅では今回が初めてです。二階建て、三階建ての住宅ももちろん面白いのですが、一層の建築は、構造、光、動線が本質的な感じがしますね。一見単純なようでいて建築家の力量が問われる難しい形式だと思います。もちろんプランはいまさら変えられないのですが、躯体の精度や仕上げがうまくいくように、頑張って現場も監理していこうと思います。

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